タイトルの通り。
全俺が泣いた京都アニメーション社の劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン観てきた。
映画館嫌いの自分に、できるかぎりの興行貢献となだめすかせて行った(オタクムーヴ)。
涙腺弱くてこれから観に行く人へ
ハンカチじゃなくてタオルもってけ!!!!
以下個人の感想。
※この感想はアニメメインでふんわり見ていた人間のものです。
よくあるアニメ映画の泣かせどころ6つくらい盛り盛りにしたような作品だった。
けなしてないよ?褒めてるよ?だって6本分のエンディングまとめるとか正気の沙汰じゃないだろ。
心から良作だったと言える。ただしアニメは予習必須と思う。
つまりは、主人公(メインとなるキャラクターひとり)だけのエンディングではない。
本当に少しでもネタバレになること書きたくはないんだが、
誰にとっても「今」そして「未来」が続いていくんだと思う作品は、本当にこの時代、現代だからこそなのかもしれない。と思わされた。
もう一度言うけどひとりひとりの台詞回しとかスポットライト当て具合は正気の沙汰じゃない。(可能な限りに褒めてる)
涙腺もろい引きこもり型オタクなんだけど、二つ隣の席のひとも泣いていたし、
そもそもソロで行ったのでめちゃくちゃに泣いた。
前述の通りストーリーはものすごく練って構成されており、一点を除きとてもすっきりした。
一点。
劇中の表現で引っかかるところが1つだけあって、どうしても気になって調べたら、特典映像だったらしい。
自負したことのなかった記憶力に腰を抜かした。
映画観て帰ってきたのにそのままむさぼるように回収した。すまんの。
通常であれば、
アニメ本編→特典(Extra Episode)→外伝→劇場版が正規ルートな気はしている。
が、自分的に感動ボリュームでいうと劇場版→外伝で正解だったなと思う。
もう一つだけ気になったこと。
小説作品であるものの、アニメ本編に大して劇場版の内容がこのラストというのは、いささかよくできすぎるのでは?と思いつつ、しかし救いのない世界も自分自身へ鬼畜か?と思ったりと、ちょっと自分の物語の受け取り方にいろいろ考えさせられた。
まあ、最初はけっこうガチめに比喩表現だと思っていたからね。
ただ、敢えてその考えに対抗するとしたら、やはりキーとなってくるのは「手紙」の本質たる「自分の気持ちを伝えること」なのかもしれない。
自分は自他共にものすごく筆不精で、チャットでオタクムーブする速度からすると頭おかしいレベルで連絡取れない自覚がある。
ここ最近になってようやく手紙を書くようになったが、こんな世の中でなかったらそんなこともなかったかもしれない。
ポストを設置し、巡回し、配達してくれる郵便局様様である。
あと、チャットアプリは数年後存在しているかわからないことを考えると、手段やツールは分けておくことは大事かもしれない。
要は本質を、今伝えたいのか、後に遺すのか、利便性や特製をよく考えることなのかもしれない。
以下、さらにネタバレを含みます。
蛇足1
正直、アニメだけだと、ヴァイオレットちゃんどうすんの?って感じたので劇場版で完結って正解すぎる。
もちろん、彼女はアニメ内で成長して一応ひとりでも大丈夫なんだけれど、「今」は大丈夫でも「この先は?」に対する回答になっているのがよかっっっっった。
もやもやっと進むしかなかったのが正統派でエンディングを迎えることができた。
あ〜・・・昔好きだった小説が完結するのってこういう気分だったなと思い出した。
寂しさと感動の余韻と少しばかりの想像力。
そのあたりの伏線は外伝に入ってるという。
蛇足2
大佐派なんですけど、少佐よりも髪の暗め+目の色は明るいんですね。
ぱっと見ではカラーリングに面影見てしまうものの、違うってのが本当に良い。
来場特典の菫とも相まって劇場版の内容尊い・・・。
アニメ内でヴァイオレットちゃんの容姿に関する表現少なめだったので今更ぶっささった。
ヴァイオレットちゃん本人の心の機微描きつつ、この2人の対比していくの本当すごい。
家族とか人生とかってそういう感じだよね〜わかる〜って感じに涙した。
本当に良作だった。
先日、TVニュースにて、京都アニメーション社の今は亡き社員について言及があった。
この作品ができあがる過程で関与したであろう数多くの人たちへ思いを馳せる。