東京駅にて久方ぶりに会った兄貴から手渡されたのは、その日22時発の寝台列車の切符。
ひとまず水だけ確保して(改札内入ってしまってたのでキオスク※JR系列物価)に惑わされたけど、中央口改札左手にある広めのキオスクでは1L水売ってた良かった。お茶も買って準備はオーライ。
寝ずの番の轍。
入ってすぐ驚いたのは荷物の置き場。
足の踏み場と置いてあるスリッパと荷物置いたら床はなくなる。収納スペースなど一切ない。
荷物はよくある旅行鞄ハードタイプのもの通常サイズは無理だと思う。
下の人と上の人とでどっちにしろ人間が邪魔な準備をする。
写真はあとでつける。
で、それらをせまっちく準備してたら腰がやられた。向きで無理してしまいがち。立つと首の位置に天井がくるコクーンな気分のベッドである。何度か頭ぶつけました。扉の内側が鏡なっていて便利と言えば便利。
頭の上にあるハンガーが電車に合わせてゆれている。よくあるホテルのパジャマーと布団と枕を物色。窓のカーテン薄い気がすると思ったら本当に薄かった。閉めたとしても道中の光が煌々と差し込んでくる。窓枠?天井?から軋む音が断続的だった。
わりとすぐ乗車券チェックの方がきた。
ちなみに東京駅10分前に来ていた列車に乗り込んだが、シャワーカードは売り切れだった模様。事前に風呂入ってきていて、かつボディウォッシュティッシュも持ってきたので抜かりはない。
近くの部屋のお客が怒鳴る。もうないのか少なすぎると。添乗員は粛々と答える。
アナウンスの声も覇気がなくなっていき、姫路までは駅の案内アナウンスを行わないとのこと。
寝よう。横になろう。
電気消したらSOSボタン押しやすそうだった。
よく子連れと、鉄道撮りたいカメラ持ちの人と、ぱっとしない男性によくすれ違う。帰省、旅行がメインなんだろう。
部屋の狭さかくことながら男性陣はラウンジで深夜近くまで語らうつもりのようで、その会話は部屋の中まで響く。
逆方向のトイレの音も響く。トイレは新幹線式である。しゅぽっと吸収されていく。ただ向きが進行方向と違ったりとで足元注意である。遠くからしゅぽっと音が聞こえる。
久しぶりに入院していた頃を思いだした。
電車の揺れはかなりあったが、それよりも外が眩しいのが辛かった。
あと普段から足を使わない引きこもりは電車の振動をダイレクトに喰らうことで足の血行がよくなりすぎて全く眠れる気配もなかった。ぽかぽかだった。
もちろん運動サボりの低体温なので、毛布が小さく腕などが両方の板に触れて寒かった。特に窓際の板は冷たかった。
寒暖差に風邪をひきそうだと思った。
そういえば170cmにぴったりくらいな縦幅で、幅はもちろん狭め、毛布もそれに伴って狭め、板材に触れないように毛布でくるりんとしたかったができず。
ただし空調はとても良く、雨の停車地では通路は湿気でむあむあしていたが部屋内には問題なかった。
横になり続けて数時間、5時になったのでよっこいしょと朝の支度はじめるも、まだ早かったようだ。
5時半すぎてようやくサンライズにふさしい金の帯が後方からうっすらと差し込みはじめる。
おはよう朝日、今日は君の一日だ。
シングル乗車した兄貴はよく寝たようでぴんぴんしてた。
ワシは太陽光が滲みるくらい目がしょぼたんなんだがなJOJO〜(めぐリズムで強化してもこれ)
めぐリズムめっちゃ良いよ。
サンライズ出雲ソロ乗車体験については以上である。
ちなみに翌1日陸酔いした。