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Instagram Reels(ストーリーズ新機能)と非言語SNSのこれからを考える

Instagramのストーリーズがマイナーアップデートを繰り返しているのはご存じでしょうか。近頃、一部地域においてはメジャーアップデートとして「Instagram Reels」とう名称が浸透し始めてきています。当記事では、今回は日本ではまだサービス公開されていないInstagram Reelsの解説と非言語のSNSのこれからについて個人の見解を詳しく記載していきます。


Instagramストーリーズとは?
はじめに、Instagramのストーリーズについておさらいしておきます。通常投稿はアプリの下メニュー真ん中より、投稿したい画像や動画・もしくはその場でカメラを起動して撮影して、フィードと言われる形式でコメントやハッシュタグ等と共にタイムライン上およびプロフィール上で公開されます。それに対してストーリーズはアプリの上メニュー左にあるカメラアイコンをタップすると自動でインカメラを起動し、そこから撮影を行うか、動画や写真をセレクトして作成する縦長(全画面)表示の投稿形式です。


投稿したストーリーズは新着一覧としてアプリの最上段にアイコンに虹色(正しくは、通常投稿は紫~赤~黄色、友だちのみ公開は黄緑色)の円で囲まれて表示されます。フィードと異なり、投稿時間順ではなく自分がフォローしているアカウントの内、チェックしたかどうかで表示されるので、表示期間(24時間)内で見ていないストーリーズは最上段に表示され続けます。企業や店舗のInstagramアカウントでは、営業時間やセール情報といった通常投稿では表現し難いが、目を引く重要な告知として活用している例が多いのではないでしょうか。


さらりと記載してしまいましたが、通常のストーリーズは24時間で、誰が見ようが見まいが消えてしまいます。プロフィールページを編集し、「アーカイブとして公開したストーリーズを残しておくことが可能です。この機能が追加されてから、しっかりとカテゴリ分けをして見やすいアーカイブをまとめているアカウントを見かけるようになりました。自分自身も、基本的にはフィード投稿しないようなテキストだけの日記や企業の投稿を引用して感想文のような形でストーリーズを公開していますが、そのうち、人におすすめしたいアイテム(ガジェットが多いですが…)だけは抜き出してプロフィールに表示したりしています。


Instagram Reelsとは?
2019年ブラジルでリリースされたとされるInstagram Reelsについて説明する前に、紹介しなければならないアプリがあります。それは、TikTokです。両者はかなり似ている機能を有しており、日本人の感覚的からすると、TikTokの人気をInstagramが引き継ごうとしている、という印象に至ると思います。実際、イマドキな日本の中高生はみんな仲間内でTikTokの動画をまねたり開発したりしています。TikTokを語るとなると、またVineなどのショート動画共有サービスなども紹介する必要は感じるが、一旦このあたりで割愛させていだく。


Instagram Reelsは、その名の通り、Instagramアプリ上で、既存音楽に合わせた15秒の動画を配信できる機能である。動画を見て頂くのは早いので動画を見ていただきたい。
https://youtu.be/UH7WG7rcsko
実は、その前身とも言えるような機能が、リリースされている。「ミュージックスタンプ」のことである。日本では2020年2月末頃公開だったように記憶している。実際に使用してもらうと分かるが、なかなかに不思議な挙動(歌詞表示など)をして面白い。くわしい挙動についてはこちら(https://mag.app-liv.jp/archive/126792/)がとても分かりやすい。


・非言語SNSコミュニケーション
ここで改めて記載したいのは、言葉に頼らない非言語コミュニケーションについてである。
主に非言語コミュニケーションとは、表情やジェスチャーその人の持つ雰囲気(見た目と書くと語弊がありそうなので雰囲気とします)等があげられる。
こうしてテキスト以外のSNS特にInstagramのようなビジュアル特化型の交流が一般化されてくると、スマホアプリやネットを介していたとしても、対面でコミュニケーションをとっているような状況と変わらなくなっていき、それは非言語SNSコミュニケーションとして定着していくように思う。


むしろ、五感のうち、視覚や聴覚のみしか感じられないとなると、それに対する比重のとても大きいものとなるのは言うまでもない。
実際のところ、2020年世界を襲った新型コロナウイルス感染症により、社会のデジタルシフトはかなり強引に進んだように思っている。仕事上でテレビ会議やMeetやZoom等の打ち合わせが増え、セミナーやイベントもリアルではなくウェビナー等のオンライン形式へと移行している。が、しかし、その中でコミュニケーションの問題が蔓延しているように感じている。やはり既存のツール内で、今までツールを活用できていない人たちが一気に使用するとなるとハレーションが起こるのはいたしかたがない。少人数ならなんとかなっても、大人数の会議をその場にいる人たち・いない人たちとで接続すると、その場にいる人たちで盛り上がって、最悪マイクが上手く入っていないことに後になって気づく、なんてこともあるだろう。今後、ツールはそういった、オンラインオフライン関係なく便利なものが勝ち残っていく、または従来のものがその方向へと進化していくように思う。InstagramもIGTVとの連動(すでにInstagram上で1分以上の動画投稿ができるようになったりと一部連動している)が進み、ライブ配信などの機能面も充実していくのではないかと想像している。

なによりも、あのFacebook傘下という事実から考えると、今日本で一般的なメッセンジャー通話アプリであるLINEの領域へと向かっていきたいことは確かだと思っている。

※本記事の内容は2020年7月8日時点の公開情報・開発仕様を元に記載しています。